冬のプラハ城
プラハ城は街でいちばん大きな昼間の見どころですが、12月は日が短い季節です。中庭は朝早く開くものの、大聖堂や宮殿の部屋は冬は早めに閉まるので、城は午前中に回るのが正解です。このガイドでは、無料で見られるものとチケットが必要なものを説明し、丘の下のマーケットで締めくくる城の1日を組み立てます。
上るなら午前中に
12月のプラハは日が短く、日の出は7:55ごろ、日没は16:00ごろです。明かりがともってからにぎわうマーケットには好都合で、城をいつ訪ねるかも自然と決まります。プラハ城は世界最大級の城郭のひとつで、マラー・ストラナを見下ろす尾根に中庭と教会が長く連なっています。中庭や小道は朝早く開きますが、有料の建物内部は冬は早めの16:00ごろに閉まります。内部を午前中に見ておけば、午後は川のほうへのんびり下っていけます。
敷地とチケットが必要な建物内部
中庭を歩き、大聖堂のファサードを眺め、衛兵を見るのは無料です。建物内部にはチケットが必要で、メインの周遊ルートは4つの見どころを回ります。
- 聖ヴィート大聖堂。城の中心をなすゴシックの大聖堂で、中世に建設が始まり、完成したのは1929年になってから。ステンドグラスのひとつはアルフォンス・ミュシャのデザインで、その前にはいつも人だかりができます;
- 旧王宮。ヴラディスラフ・ホールは、王家の儀式のために造られたリブ・ヴォールトの天井をもつ後期ゴシックの大広間です;
- 聖イジー教会。ロマネスク様式の教会で、隣の大聖堂より古く、簡素なつくりです;
- 黄金の小道。城壁に組み込まれた小さな家が並ぶ路地で、いまは小さな展示が入っています。
聖ヴィート大聖堂はほとんどの旅行者のお目当てで、行列もいちばん長くなります。チケットがないと入口のすぐ内側しか見られません。黄金の小道は狭くてすぐに混み合うので、グループの足取りがゆっくりなら最後に回しましょう。
城のクリスマス
城の敷地には大きなクリスマスツリーが立ち、霜の降りた朝の中庭はいちばん美しく見えます。ただし城ではここ数年の冬、クリスマスマーケットが開かれていないので、まだ開催をうたっているページは気にしないでください。屋台とsvařákが目当てなら、丘を下りる計画を立てましょう。衛兵の交代は正門で毎正時に行われ、12:00にはより大がかりな式典があります。正午の式典がいちばん混むので、よく見たいなら少し早めに着いておきましょう。
入場券込みのガイドツアー
石に刻まれた物語を知りたいなら、Fun in Pragueの地元ガイドと回る城ツアー(約58ドルから)が約2時間半でメインルートをカバーします。集合はMalostranská駅そばの水飲み場で、そこからトラムで丘を上ります。トラムの乗車券と城の入場料はどちらも込みです。ヘッドセットがあるので混んだ身廊でもガイドの声が聞こえ、チケット売り場の列にも並びません。少人数グループかプライベートツアーかを選べます。GetYourGuideの12,000件以上の口コミで4.7と、市内で最も口コミの多いツアーのひとつです。

注意点は、チケットの列に並ばなくても保安検査は省けないこと。城の入口では全員が検査を受け、混んだ朝は時間がかかります。冷えた部屋の石の床に長く立つことになるので、滑りにくい靴で行きましょう。このツアーはGetYourGuideでのみ販売しています。
地元ガイドと大聖堂、そして宮殿へ
Fun in PragueがMalostranskáで出迎え、一緒にトラムで上り、聖ヴィート大聖堂と旧王宮を入場券込みで案内してくれます。約58ドルから。冬の閉館前に回れるよう、午前の回を選びましょう。
外から眺めて安く楽しむ
敷地は無料なので、自分で中庭や展望ポイントを歩くのにお金はかかりません。建物内部抜きでガイドを頼むなら、Get Prague Guideの3時間ウォーキングツアー(約30ドルから)があります。出発は天文時計から徒歩4分ほどの、Maiselova 5にある同社のオフィスです。まずは天文時計にまつわる伝説を聞き、カレル橋を聖人像の前で立ち止まりながらゆっくり渡ります。そこからトラム(乗車券1枚込み)でフラッチャニ広場まで上り、城の敷地と眺めを楽しみます。6か国語で催行され、評価は4.8(7,234件)。はじめての朝の入門にぴったりという声が多く寄せられています。注意点は、城は外から見るだけであること。グループが大きくなることもあり、ルートはベビーカーや車いすには向かず、天候にかかわらず催行されます。
丘の上への行き方
上るなら22番トラムが楽です。Pražský hrad停留所で降り、城の北側から入ります。歩くなら、旧城階段がMalostranská駅の近くから城の東端まで続いており、カレル橋からマラー・ストラナを抜けて歩くと上り坂で約25分です。湿った寒さのなかでは石畳が滑りやすくなるので、階段が凍っていそうなら、上りはトラム、下りは徒歩にしましょう。12月の天気ガイドでは、滑りにくい靴と、屋外で過ごす午前中に合う重ね着を紹介しています。
マラー・ストラナとカンパ島へ下る
建物内部が閉まったら坂を下りましょう。ちょうど日が暮れるころ、マラー・ストラナの路地に出ます。いちばん近いマーケットはカレル橋の下のカンパ島で、12月初めから1月初めまで、10:00〜20:00に屋台が出ます。屋台は飲食が中心で、川の向こう岸を眺められます。最終的な日程と営業時間は毎シーズン直前に主催者が発表するので、出かける前にマーケットの公式ページを開くか、開催期間と営業時間のガイドをご覧ください。
カンパ島からカレル橋を渡れば、約10分で旧市街広場のマーケットに着きます。屋台で何を頼むかはsvařákとクリスマスグルメのガイドでどうぞ。夜はクリスマスコンサートで過ごせば、丘の上で始まった1日を温かく締めくくれます。